前書き
VMware vCenterサーバーを、評価版のWindowsサーバーを使用して作成しました。
備忘録として手順を記載しておこうと思います。
vCenterサーバーインストールのISOイメージをダウンロード
1-①. https://www.vmware.com/jp.htmlにアクセスして、MY VMwareにアクセス。
※事前に登録が必要。
1-②. [その他の無償評価版]から[VMWare vSphere]をクリック。
1-③. [VMware vCenter Server and modules for Windows]の「手動ダウンロード」をクリックしてISOイメージをダウンロード。
※Linux版もあるようですが、今回はWindows版で。
vCenterサーバーのインストール

Hyper-Vの設定で、CPUのプロセッサ数を2個にする。
2-①.ダウンロードしたイメージを、サーバーへコピー。そしてマウント。
2-②.マウントしたフォルダ内にある、[autorun]を実行。
2-③.vCenterのインストーラーが起動するので、[インストール]をクリック。
2-④.「以前のインストールまたはアップデートの再起動が保留となっています。」とメッセージが出ますが、気にせず[OK]をクリック。
2-⑤.「システムにUniversal C Runtimeがインストールされていません。・・・」と表示された場合には、以下のMSサポートを参照し、対象OSのKBをインストールする。ちなみにわたしはWindows Server 2012 R2(評価版)を使用したので、KB2999226であった。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2999226/update-for-universal-c-runtime-in-windows
2-⑥.2-⑤のエラーを解消できたら、以下の画面が表示されるので[次へ]をクリック。
2-⑦.使用許諾契約書の画面では、同意しますにチェックを入れて[次へ]。
2-⑧.デプロイタイプの選択画面では、チェックを付け替えずそのまま[次へ]。
2-⑨.以下のエラーが発生した場合は、CPUのコア数が足りていない。最低2つ必要なので、仮想マシンの設定で変更する。

Hyper-Vの設定で、CPUのプロセッサ数を2個にする。
2-⑩.順調に進めば以下の画面になる。[システム名]にIPアドレスを入力して[次へ]をクリックした。
2-⑪.FQDN名の入力を推奨しているようだ。そのまま[OK]で進める。
2-⑫.[vCenter Single Sign-On]の画面では、vCenterにログインする際のadministratorのパスワードを設定する。
2-⑬.[vCenter Serverサービスアカウント]では、Windows認証を使用しないものとして[次へ]をクリックする。
2-⑭.[データベースの設定]では、特に変更加えず次へ。
2-⑮.ポートもデフォルトのままで次へ進む。
2-⑯.インストール先もデフォルトのままで次へ進む。
2-⑰.改善プログラムへの参加は任意。
2-⑱.最終確認。確認して[インストール]をクリック。
2-⑲.インストールが完了するまで待つ。
2-⑳.完了したら[完了]をクリック。
vCenterサーバーにESXiを登録する。
3-①.vCenterサーバーにログインします。セキュリティの警告が表示されたら[続行]します。
URLの形式は、「https://[vCenterのIPアドレス]/vsphere-client/」です。
3-②.Adobe Flashがインストールされていないとログインできないので、下記画面が出た場合はAdobe Flashをインストールします。

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3-③.ログインできたら、左側ペインのvCenterのIPアドレス(ホスト名)をクリックして、新しいデータセンターの追加をクリック。
3-④.データセンター名は任意で決められる。
3-⑤.データセンターを作ったら、[ホストの追加]をクリック。
3-⑥.[ホストの追加]ウィンドウが開くので、ESXiのIPアドレスを入力。
3-⑦.ESXiの管理者(root)のパスワードを入力。
3-⑧.セキュリティアラートが出ますが、そのまま[はい]をクリック。
3-⑨.ESXiのサマリが表示されるので、確認して[次へ]をクリック。
3-⑩.ライセンスの割り当て画面が出ますが、評価版なのでそのまま[次へ]。
3-⑪.ロックダウンモードの選択画面では、変更せずそのまま[次へ]をクリック。
3-⑫.仮想マシンの場所は先ほど作ったデータセンターを選択して[次へ]をクリック。
3-⑬.設定の確認画面が表示されるので、内容を確認して[完了]ボタンをクリック。
3-⑭.左側ペインのナビゲータウィンドウで、追加したESXiにエラーが無ければ追加完了!
さあ次はゲストOSの作成!本来はこれが目的だ!
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